つみたてNISAの開設数がコロナウィルス以降は大きく増えております。
個人的には商品ラインナップ、使い勝手を含めてネット証券が1番ですが、50代以上の方はなかなか最初からネット証券というのは難易度が高いとも思います。
今回の記事を書く切欠になったのは下記のことがあったからです。
結論として、銀行や郵便局はネット証券と比べるとどうしてもメリットは少なくデメリットの方が多いです。
お薦めはできませんが、窓口でないと最初は不安という方は銀行窓口から始めて、その間に知識をつけ最終的にはネット証券に口座を変更されたら良いと思いますが途中で変更する手続きは面倒です。(年に1回だけ金融機関を変更できます)
・お薦めの投資先や銀行はどこか?
つみたてNISA:銀行窓口で始めるメリット
1番のメリットは、身近にある銀行の窓口で説明を受けれることでしょうね。
これまで投資なんて興味も関心もなかった方からしたら、詳しく教えてくれる方がいるというのは非常に有難いことではありますがデメリットもあります。
デメリットに関してはこの後で説明していきます。
窓口ということで説明を受けながら手続きが可能
銀行窓口で説明を受けながら、つみたてNISAの申込を行うことができます。
そのため、わかりにくい内容であっても特に問題なく手続きを終えることができるでしょう。
また、投資する投資信託の銘柄の説明も詳しくまでとは言いませんが簡単に聞けば教えてもらえます。
注意しないといけないのが、購入する投資信託を1度決めてしまったら余程のことがない限りは変更しようと思うことはないので、よく考えて選びましょう。
取り扱い銘柄が少ないので商品選びに迷いにくい
メリットでもありデメリットでもありますが、2020年6月29日の時点では金融庁が厳選した投資信託は175本もあります。
その投資信託の中から商品を選ぶわけですが、各銀行によって取り扱いの投資信託は異なります。
銀行によって取り扱いの投資信託は差がありますが、多くは10前後の扱いを行っています。
175本の中から数種類選ぶよりも、10前後から数種類もしくは1つ選ぶ方が悩まなくてすみますね。
◆みずほ銀行:3本
◆三菱UFJ銀行:12本
◆三井住友銀行:3本
◆ゆうちょ銀行:8本
◆イオン銀行:20本
~住んでいる北九州の地方銀行~
◆福岡銀行:12本
◆西日本シティ銀行:6本
◆北九州銀行:10本
イオン銀行はネット銀行の種類に入るかと思いますが、ショッピングモールなどには窓口もあるので調べてみました。
つみたてNISA:銀行窓口で始めるデメリット
よくない投資信託を提案される可能性がある
銀行窓口で説明を受けれるとはいえども、定員が投資信託に詳しいかはわかりませんし、もしかしたら信託手数料が高めのアクティブファンドをお薦めしてくるかもしれません。
また、つみたてNISAだけでは銀行側にメリットは薄いので他の金融商品や保険なども一緒に提案される可能性があります。
提案をされても断るという前提で、銀行窓口にいきましょう!
保険や金融商品は必要な時に検討を行い、つみたてNISAのみを目的にされてください。
ネット証券と比較すると商品の手数料が高め
手数料とは年間の運営費で、業界では信託手数料と言われており金融庁が厳選しているので極端に高いものはありません。
しかし、それでも信託手数料が高い投資信託、安い投資信託があり最安値の投資信託はネット証券での取り扱いになります。
手数料はインデックスファンドですと0.2~0.3%程度で普通の方の間隔だと安い印象にあると思いますが、ネット証券だと0.1%程度のものが多くあります。
たかが、0.1%の違いかと感じるかもしれませんが今後20年間も運用していくことを考えると数十万の違いとなってきます。
取り扱い銘柄が少ない
メリットのところでも紹介していますが、銀行ではつみたてNISAの投資信託の取り扱い数が少ないです。
ネット証券大手のSBI証券では175本の内153本の取り扱いがあります。
信託手数料が最安値の投資信託を購入することができますし、銀行では投資したい投資信託がないということがあってもネット証券であればそのニーズに応えることができるでしょう。
数が多いですが、厳選すると選ぶ候補は10種類程度になりますので、数が多いから選ぶの大変になるのではないかというとそうではないので安心しましょう。
積立額によってポイントなどの付与がない
SBI証券では保有投資額で僅かではありますがTポイント、楽天証券では楽天ポイントが付与されます。
しかし銀行ではポイントの付与というサービスは調べた限りはありませんでした。
短期期間でみるとほんの数ポイント程度ですが、長期で20年以上で考えると大きなものになります。
「ちりも積もれば山になる」ですね!
つみたてNISA:銀行窓口でのお薦めの投資先
投資先としては主に下記の3種類があります。
- 国内株式
- 海外株式
- バランスファンド
この中でも更に細かく分類することもできますが、ややこしくなるのでこの3種類ですと海外株式(新興国以外)かバランスファンドをお薦めします。
国内株式も悪くはないですが、日本は今後人口が減少していくのが目に見えているので経済が発展していくとは考えにくいので人口が増えているアメリカなど先進国に投資をしていくのが望ましいいと考えます。
また、バランスファンドは債券なども含めるため株価下落時に大きく下げることを緩和してくれます。ただし、株式100%と比べると大きく増えることはありません。
2~4%程度の安定した運用を望むのであればバランスファンド、株式100%でリスクは高まるけども3~7%程度の運用を望むなら海外株式を選ぶといいと思いますよ。
つみたてNISA:お薦めの窓口のある銀行
地方銀行でも良い投資信託を幅広く扱っている銀行もあるため、一概にはいえませんが全国的ということを考えると
【ゆうちょ銀行】
【イオン銀行】
上記の2つの銀行がお薦めです。
イオン銀行は大きなショッピングモールであれば、窓口がありますので相談しながら始めることができます。
もし、イオン銀行の窓口がない場合はゆうちょ銀行がお薦めですね。
全国どこでもありますし、取り扱っている投資信託もバランスよく扱っています。
ゆうちょ銀行であれば下記の投資信託がお薦めです。
米国を中心に欧州などの先進国に投資を行います。約6割は米国になっています。
株式、債券、REIT(不動産)に均等に分散されますので、大きな下落相場(今回でいうとコロナ)がきても株式100%と比べて下落は少なくなります。
まとめ
結論としては、銀行でつみたてNISAを始めるのはお薦めはしませんが投資経験がない方にはスタートとしてはありです。
ただし、先々はネット証券への移行を検討するべきであり、窓口でNISA以外の金融商品には手を出さないようにされてください。
行動することが大切であり、積立額も少額からで構いませんので始めることが大切です。
行動をしないと何も変わりません。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。