【吃音】小学校1年生の娘との接し方。吃音者の父親が考える

我が家の長女が2022年4月から小学校1年生になりました。

父親の私も吃音があり小学校中学年から症状から出てきて今に至り、長女も3歳頃から一次性吃音がみられ経過をみていましたが治らず小学校に入学しています。

この記事では、吃音の治し方ではなく吃音との付き合い方を私自身の経験も入れながら解説していきます。

いま現在、お子さんの吃音に悩まされている方の参考になれば幸いです。

・吃音の小学生低学年との接し方
・吃音と上手く付き合っていく方法

吃音者であり父親である私の紹介

ひろ
時系列に箇条書きにしてみたよ
  1. 小学校3年生頃から吃音の症状があり
  2. 吃音を同級生に馬鹿にされ吃音が悪化していく
  3. 小学校高学年以降は周囲の理解もあり吃音の症状は軽減していき、中学では部活動キャプテンになる。
  4. 大学1年生で卒業後に社会人として吃音で働ける気がしないで休学し、実家にて同じ吃音者と会い話しをすることで前向きに
    ※当時はmixiが流行っており吃音者同士のオフ会に参加し、社会人の先輩の話しを聞き心が楽になりました
  5. 現在はストレスが溜まると吃音が悪化するが上手く付き合っていっている

吃音の小学生低学年との接し方

我が家では、私が吃音者というのもあり家では緊張しないようにリラックスして話してもらうようにしています。

基本はどもっても途中で遮らずに最後まで聞くということです。

また、吃音の基本知識ですが下記をご両親は理解されてください。

  1. ブロック:初めの音がつまって出なくなる「・・・・っ、ぼくね」
  2. 挿入:お話の間に「あー」や「えっと」などのことばが多くなる
  3. 随伴症状:ことばが出にくいとき体のどこかを動かす(首をふる、手で体を叩く、息を吸い込むなど)
  4. 中止:お話しようとするが、ことばが出にくいため話すのをやめてしまう

これは私自身も全て小学校の頃から同じ経験があります。

最初の『ブロック』があるため、『挿入』で始めに「あー」と言い次の言葉に繋げたりよくしていました。

言いたい言葉は決まっていて最初からその言葉を言えたら苦労はしないのですが、言葉がでないので遠回しな言い方になってしまいます。

『随伴症状』ですが、私は今でも足でリズムを取っています。吃音が酷い時は人がいないことを確認して、ジャンプしながら言葉を出すこともあります。これはリズムもですが身体を動かす勢いで少し無理やりに言葉を出してしまっています。

『中止』は今でもよくあります。

お子さんが話しをしようとしたけど止まった時は、ゆっくりと待ってあげてください。これは非常に大切なことです。

吃音と上手く付き合っていく方法

小学校に入学していると、日中の長い時間は親がみえない学校での生活時間が多くなります。

そのため、担任の先生には吃音があることを事前に伝えておきましょう。

吃音があるから発表やスピーチをさせないということではなく、ただどもっても見守ってほしいことを私はお願いしています。

小学校は難しい時期とも思っており、いじめも吃音のせいで起きるかもしれないのが1番心配ではあります。

昔は吃音という意味を理解されていない方も多かったですが、現在は理解されている方が増えた印象です。

嫁は言葉の教室に通ったほうが良いということで、月に1回言語聴覚士のとこに言ってアドバイスをいただいています。

まとめ

吃音のある子は小学校時代が1番苦しいと思います。

私も1番嫌だったのは小学校の頃で、発表会だったり授業で順番が回ってきそうな日は仮病で休んでしまうほどでした。

我が子には苦しい思いをする分、休みの日は楽しいことを多くしてリフレッシュして楽しい学校生活をおくってほしいと願います。

旅行して浴衣を着るのが娘は好きなので、コロナが落ち着いていない時期ではありますが落ち着いたら県民割など利用して年間に数回旅行を今後もしていけたらと考えています。

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